
腰痛で腰を揉んでいるうちは、一生治らない理由
腰が痛いと、つい痛い場所を揉みたくなります。
しかしそれは、火事で燃えている煙を払っているのと同じ行為です。
いくら煙を払っても、火元を消さない限り火は消えません。
強い刺激で揉みほぐそうとすれば、脳はそれを「攻撃」と判断します。
身体は守ろうとして、さらに筋肉を硬く固めます。
これが、通っても治らない腰痛の正体です。
腰痛とは何か
腰に痛みを感じる状態を腰痛といいます。
原因や程度に関係なく、腰が痛ければすべて腰痛です。
厚生労働省の国民生活基礎調査では、男性の自覚症状第1位、女性でも第2位という結果が出ています。
一度も腰痛を経験せずに生涯を終える人は1〜2割とも言われています。
診断名がつく腰痛
脊柱管狭窄症
神経の通り道が狭くなっていると言われますが、神経の通りが狭くなっていても無症状の人がたくさんいます。
変形性脊椎症
加齢変化として現れますが、変形していても無症状(痛みがない)の人がたくさんいます。
骨粗鬆症
骨密度低下があっても、無症状(痛みがない)の人がたくさんいます。
側弯症
背骨の弯曲があっても、無症状(痛みがない)の人がたくさんいます。
上記のように、同じ症状(状態)がレントゲンで診られても、痛い人と痛くない人がいます。
つまり、画像に写る変化そのものは、痛みの原因でないということです。
腰は被害者である

体は、全身が「網(筋膜・ファシア)」という薄いストッキングのような組織で包まれ、すべてがつながっています。
一か所が引きつれば、その緊張は網目を伝って別の場所へ波及します。
腰を揉むという行為は、この網にできた「シワ」を触っているだけです。
本当に問題なのは、そのシワを作っている別の部位の引きつれです。
過去の捻挫、古い傷、日常の偏った身体の使い方。
それらが少しずつ網を引っ張り、最終的な帳尻合わせが腰に現れます。
腰は原因ではなく結果です。
腰痛になる本当の原因
腰痛の原因は、腰以外の筋肉や筋膜にあります。
首にある場合もあります。
お腹にある場合もあります。
足首にあることもあります。
原因部位は人それぞれです。
原因があるから結果がある。
原因を特定すれば、痛みは終わります。
当院の施術の考え方
当院は腰を強く揉みません。
押しません。
ボキボキしません。
全身の連鎖を読み解き、網の引きつれを解放します。
身体が緩んでも大丈夫だと脳が判断した瞬間、痛みは役目を終えます。
その効果は最短一回です。
まとめ
腰痛は腰を揉んでも治りません。
原因の多くは腰にありません。
全身のつながりを整えれば腰痛は完治します。
今の治療に疑問がある場合は、セカンドオピニオンをおすすめします。