かかとの成長痛は安静は必要なし、施術で改善可能
お子さんが「かかとが痛い」と訴えていませんか?
これは小学生から中学生の成長期によく見られる、セーバー病(シーバー病)かもしれません。
医学的には「踵骨骨端症(しょうこつこったんしょう)」と呼ばれ、かかとの腫れ・痛み・圧痛(押すと痛い)などが特徴で、つま先歩きになったり松葉杖が必要になるほど重症化するケースもあります。
この疾患は、オスグッド病や有痛性外脛骨と並んで、三大成長痛の一つに数えられており、適切に対処しないと長引くことがあります。
当院では、このセーバー病の施術には自信があります。
改善実績のうち8割強が1回〜2回・10分程度の施術で完治しています。
セーバー病とは?
画像引用元:踵骨骨端症(セーバー病、シーバー病)とは | 済生会
一般的な説明
セーバー病(別名:踵骨骨端症)は、成長期のかかとに発生する疾患で、小学校高学年の男子、特にサッカー少年に多く見られます。
膝の成長痛「オスグッド病」のかかと版のようなもので、かかとに体重がかかると強い痛みが出るため、日常の歩行すら困難になることもあります。
重症化すると松葉杖を使わないと歩けなくなることもあり、症状が軽くても放置すれば長期化することがあるため、軽視できない疾患です。
当院の考え方
当院では、単なる成長痛として片づけるのではなく、身体の「成長」と「筋肉の硬化」の矛盾によって起きる歪みが原因と考えています。
成長で自然と伸び続ける骨を、鍛えることで硬くなた筋や腱が「伸びるな~」と引っ張ってしまうことが原因で、かかとに過剰な負担をかけてしまい痛みとして現れているのです。
男児に多いのは、筋肉が付きやすく身体が大きくなる傾向が強いためで、かかとへの負荷が大きいスポーツをしていることも影響しています。
原因について
一般的に言われている原因
ダッシュやジャンプなどの運動時、アキレス腱がかかとに強く引っ張られ、その牽引力が踵骨骨端部(かかとの成長軟骨部分)に過度な負荷をかけます。
その結果、血流が悪くなり骨端核が壊死したり、骨軟骨の炎症が痛みの原因と言われています。
当院の見解
当院は、血流障害も炎症も壊死も原因ではないと考えております。
そもそも、そのような現象は起きていないのでは?
本当の原因は、「成長しようとする骨」と「固くなろうとする筋腱」の間に生まれる矛盾です。
特に足裏が幼児の柔らかさから大人の硬さに変わる成長の過程において、筋肉がスポーツなどで強化されすぎると柔軟性のない硬い構造になり、そのバランスの悪さがかかとに集中し痛みとなって現れるのです。
炎症が原因なら数日で治るはずですが、実際は数週間〜数ヶ月続くケースも多く、セーバー病は「構造の歪み」と「体の使い方の問題」と当院では捉えています。
診断について
一般的な診断方法
整形外科では初めにレントゲンを撮ります。
踵骨骨端核の変形や、かかとの異常を確認できる場合がありますが、何もレントゲンに異常が映らない場合もあります。
その場合でも、受傷時の年齢や習慣としているスポーツ、痛みの発生場所などの症状を診断材料にします。
当院の診断方法
当院の診断は非常にシンプルで「どこをどうすると痛いか」です。
疾患名にはこだわらず、「かかとが痛いから、かかとの痛みをとる」というシンプルな考えで治療に当たっています。
ちなみにレントゲンに筋肉は映りません。
レントゲンは骨折部位の特定が目的ですので、当院でも診断で骨折が疑われた場合はすぐに整形外科へ転院をお願いいしています。
治療について
一般的な治療法
- 安静にする(スポーツ禁止)
- 松葉杖やインソールで体重を逃がす
- 電気治療やアイシング
- ふくらはぎやアキレス腱のストレッチ
- テーピングなどで負担を軽減
いずれも「自然に治るのを待つ行為」です。
当院の治療方針
原因部位を正確に特定し、そこに直接アプローチする施術を行います。
セーバー病などのかかとの痛みはすでに原因部位は特定済みです。
なので、1回〜2回(各10分前後)の施術で改善するケースがほとんどです。
- スポーツを休む必要なし
- 安静の指示なし
- ストレッチも行わない(逆効果のため)
また、痛みのある局所へのアプローチだけでなく、根本的な体の使い方を改善することにも重点を置いています。
セーバー病は自然治癒を待つ疾患ではなく、施術すればすぐに改善できる疾患です。
転院してくる理由
1. 安静・電気治療で改善しなかった
整形外科や接骨院で「セーバー病」と診断され、電気治療に通っていたが一向に改善せず転院。
2. スポーツを休めない
大会や練習が控えていて休みたくないお子さん多数。当院では休まずに施術・改善が可能です。
3. 数ヶ月休んでも改善しない
安静だけでは構造的問題は解決しません。無駄に時間を費やす必要はありません。
4. 他院の施術で効果がなかった
正確な診断とポイントを外すと、施術しても改善しません。当院では短時間で高精度の施術を行います。
5. 「成長期が終わるまで治らない」と言われた
治らないと断言されたり、あいまいな見通しを告げられたケース。成長期の間でも改善できます。
セーバー病時の禁止事項
まず、ストレッチは悪化させる可能性があるので絶対に止めてください。
セーバー病の原因は、アキレス腱によって患部が引っ張られるからと診断をしておきながら、アキレス腱をストレッチさせるというのは明らかに矛盾しています。
そしてインソールもです。
インソールはかかとに痛みが出にくい状態にして自然に治るのを待っているだけです。
インソールを使用しても、なかなか痛みは改善しませんし、逆に長く使用することで体の使い方をおかしくして余計に悪くなることもあります。
まとめ
セーバー病は、成長期が終われば自然に治るケースもありますが、大事な練習や試合を諦めるリスクもあります。
当院では、最短1回の施術で改善可能で、スポーツや学校も休まず治療を受けられます。
- スポーツを休まなくてOK
- 安静不要
- 成長期でも完治可能
今の治療に不安がある方は、セカンドオピニオンをおすすめします。