無理な体勢が原因の首痛治療
和歌山県有田市にお住い、77歳男性の改善事例です。
無理な体勢で作業を続けていたため、首や肩に負担がかかっている自覚はあったが、作業後に違和感が出始め、翌朝には痛みで首をほとんど動かせない状態になってしまいました。
左右を確認することができないため車の運転は困難。
被るタイプの服も着られず、布団に横になることも激痛で難しい状態。
さらに首をかばう動作の影響で、腰にも痛みが出始めていました。
一般的には寝違えや頸椎の問題と説明されるケースです。
首が動かなくなる本当の原因
今回の原因は首ではなく脇の筋肉の緊張による固さでした。
作業で腕を上げたり支えたりする動作が多かったため、脇の深い部分の筋肉に負担がかかり、筋肉が強く緊張してしまっていたのです。
脇の筋肉は肩や首の動きと密接に関係しています。
この筋肉が固くなると、首の動きを邪魔する状態になります。
つまり、首が動けない状態を作っていたのは、脇の筋肉だったのです。
身体の防御反応で首が固まる
身体は危険を感じると、防御反応として筋肉を固めます。
他にも無理な姿勢や動きを続けると、「これ以上は危険」と判断して筋肉を固めます。
今回でいうと、無理な動きや姿勢を続けることに身体が危険を感じ、首が守るために周囲の筋肉を強く緊張させ、動きを制限したのです。
その結果、首を動かそうとしても動かない状態に。
いわゆる寝違えや急な首痛の多くは、このような筋肉の防御反応によって起こっているのです。
寝違えとの関係
朝起きたときに突然首が痛くなる症状は、一般的に寝違えと呼ばれます。
しかし寝違えも、首そのものが原因ではありません。
睡眠中の姿勢や身体のどこかの緊張によって、筋肉や筋膜のバランスが崩れ首に痛みが現れます。
つまり首は原因ではなく、痛みが出ている場所に過ぎないのです。
そのため、痛い首を揉んだり無理に動かすと、かえって症状を悪化させることがあるのです。
当院の施術の考え方
当院では痛みが出ている場所だけを見ることはありません。
身体のどこに原因があり、その影響がどこに出ているのかを確認します。
今回のケースでは、脇の筋肉の固さが首の動きを制限していました。
なので、脇の筋肉へ優しくアプローチし、もう問題ないことを身体と脳へ伝えていけば、緊張はほぐれます。
原因となっている筋肉の緊張を緩めることで、首の動きは自然に回復していくのです。
首を強く揉んだり無理に動かす必要はありません。
施術経過
施術経過は以下の通りです。
1回目:首の回旋が半分くらい回復。運転が可能になる。
2回目:運転は問題なし。寝起きの痛みが大きく軽減。
3回目:衣服の着脱が問題なくできる状態になる。腰の痛みも消失。
4回目:首の可動域は正常。日常生活に完全復帰。
まとめ
多くの方は、この男性のように動けなくなってから来院されます。
しかし身体は、その前の段階で必ず「違和感」というサインを出しています。
それを「まだ動けるから」と放置してしまうと、身体は防御反応として筋肉を固めて動きを制限します。
今回のケースでも、無理な姿勢での作業を続けたことによって脇の筋肉に強い緊張が起こり、その影響で首に痛みが出ていました。
原因となる脇の筋肉の緊張を調整することで、首の動きは回復し、4回の施術で日常生活に復帰しています。
首痛、寝違え、ムチウチなど、現在受けている治療に不安を感じるようでしたらセカンドオピニオンをお勧めします。