スポーツを頑張るお子さんが、大会直前になって急に身体を痛めてしまうケースはよくあります。
最後の追い込みでいつも以上に頑張ってしまうからでしょう。
今回は、空手の大会前日に肩の痛みで腕を振れなくなった、小学5年生の男の子の症例です。
来院までの経過
来院されたのは、小学5年生の男の子。
空手とドッジボールに取り組んでおり、普段から腕を振る動作を繰り返していました。
数日前から腕を振ると肩に痛みがありましたが、大会前日になって急に痛みが強くなり、慌てた様子でご連絡をいただきました。
痛みの原因は肩だけではなかった
まず身体全体の状態を確認すると、原因が肩だけではないことが、すぐに分かりました。
肩鎖関節の動きが悪くなっていたことに加え、股関節や体幹の動きにも制限が見られたからです。
さらに姿勢を確認すると、背中から肩まわりが硬くなっています。
また、普段の生活を確認すると、猫背の姿勢でよくゲームをしているとのこと。
それらの要因が重なった結果、肩鎖関節の動きが制限され、腕を振るときの動きが肩へ負担を集中させていたようです。
つまり、肩以外の部位の筋肉の硬さやハリが肩を動かすのを邪魔し、結果として肩に痛みを出していたということです。
施術内容
大会前日ということもあり、身体へ強い刺激を加える施術は行いませんでした。
RMTで施術ポイントを特定し、ゆらし療法で全身の緊張を整え、肩鎖関節、股関節、体幹の動きを改善していきました。
あわせて、ゲームをする時の姿勢など、肩へ負担をかけにくい過ごし方もお伝えしました。
施術後の経過
施術後、腕を振る動作での痛みは消失していました。
その場で空手の突きの動きも確認しましたが、問題なく動かせる状態です。
その日の施術は以上で終了。
後日、ご連絡をいただきました。
「無事に大会へ出場でき、3位に入賞しました!」
嬉しい報告とともに、メダルを持った写真も送ってくださいました。
まとめ
スポーツで肩が痛くなると、肩に原因があると思われがちですが、実際には姿勢や肩鎖関節、股関節、体幹の動きなど、肩以外の不具合が影響していることがほとんどです。
なので、痛みが出ている肩だけではなく、身体全体の動きや普段の生活も確認することが大切です。
大会や試合が近いからと痛みを我慢するのではなく、できるだけ早く原因へアプローチすることが早期改善につながります。
現在通院している治療院で改善がみられない場合は、一度セカンドオピニオンをお勧めします。