「最短1回完治」と言い切る理由
当院のホームページには、「最短1回完治」という言葉があります。
これは単なる宣伝文句ではありません。
RMT(反射運動理論)の考えであり、「患者さんの痛みを最短で改善する」という、当院の覚悟の現れです。
実際に1回の施術で劇的に改善し、そのまま卒業される方はたくさんいらっしゃいます。
しかしその一方で、1回では完治せず何度か通っていただく方もいます。
なぜ同じような症状でも差が出るのでしょうか?
人によって反応が違う理由
人の身体は、教科書通りではありません。
昔の漫画で、「心臓の位置が逆だったから必殺技が効かなかった」という話があります。
極端な例に聞こえるかもしれませんが、実際の人体もそれに近い部分があります。
当院で確認できたものを以下にまとめてみました。
先天的なケース
- 二頭筋であるはずの筋肉が三頭筋になっているなど、生まれつき筋肉や腱、靭帯の付き方が少し違う人。
- 神経の通り道が、教科書とは違う場所を走っている人。
後天的なケース
- 過去の骨折によって骨の形が変形してしまっている人。
- 過去の捻挫や骨折、怪我によって、無意識に身体の使い方が変わっている人。
このように、人それぞれ身体の構造や身体の使い方が違うため、「この施術をすれば全員が必ず1回で治る」と一律には言えないのです。
痛みの原因は人それぞれ。
同じ「腰痛」でも、原因が首にある人もいれば、足首にある人もいます。
肩こりなのに、お腹を調整すると緩む人もいます。
膝の痛みなのに、実際には股関節や足指が原因になっているケースもあります。
もし、すべての人体構造をMRI以上に瞬時に完全把握できるなら、「必ず1回で治る」と言い切れるかもしれませんが、現実は違います。
人の身体は、一人ひとり違う「未知の地図」です。
だからこそ当院では、毎回身体の反応を確認しながら、その人に合わせて施術ポイントを探していきます。
そのため、1回で大きく改善する方もいれば、回数をかけて改善していく方もいるのです。
脳が痛みを記憶している
もう一つ大きな問題があります。
それが「脳の記憶」です。
長年の肩こり、慢性的な腰痛、繰り返す膝の痛みなど。
こうした状態が長く続くと、脳は「痛い状態」を普通だと学習します。
その結果、施術によって痛みが改善しても、脳が元の悪い状態(今までの普通)へ戻そうとしてしまうことがあります。
これは筋肉だけの問題ではなく、身体の使い方そのものが脳に刷り込まれているからなのです。
身体の癖を書き換える必要性
例えば10歳のお子さんでも、24時間×365日×10年。
約8万時間以上かけて、今の身体の使い方を脳へ覚え込ませています。
そうした無意識の動作は、すべて脳のプログラムに記憶されています。
そのため、根本原因が身体の使い方にあった場合は、例え1回で痛みが消えても再発してしまうのです。
違和感を残したまま止める危険性
1回で痛みが8割減ることは珍しくありません。
しかし、ここで重要なのは、「痛みが消えた」と「治った」は違うということです。
痛みは脳からの警告で、残った違和感は痛みへの注意報です。
少し楽になったからといって、違和感を残したまま無理をすると、悪い身体の使い方の癖をさらに強めてしまうケースがあります。
しかも、次に警報(痛み)が出た時には、以前より長く、そして強い痛みとして現れることがあるのです。
つまり、再発を繰り返すということは、一時的に警報を注意報に引き下げただけで、治りきっていないということです。
当院が考える最短ルート
1回の施術で劇的に改善し、そのまま卒業される方はたくさんいらっしゃいます。
しかし、長年積み重ねた身体の癖や脳の記憶によって、どうしても回数が必要な方もいます。
例えば、何十年も続けてきた身体の使い方を、たった1回ですべて正常化するのは簡単ではありません。
当院の目的は、その場の痛みを取ることだけではありません。
「二度と同じ症状で苦しまない状態まで安定させること」です。
そのため、身体の反応によっては「今日はここまで良くなりましたが、再発防止のために、あと何回の通院が必要です」と正直にお伝えする場合があります。
それは長引かせるためではありません。
最も早く、最も安全に改善させるための最短ルートを提案しているのです。
まとめ
身体には個体差があり、同じ症状でも原因や反応は人それぞれです。
さらに、長年積み重ねた身体の癖や脳の記憶は、1回の施術で完全に上書きされるとは限りません。
だからこそ当院では、その場の痛みだけでなく、身体の使い方そのものまで見ています。
身体が自然に変化できる状態、つまり悪い癖や脳の記憶をリセットして正常な状態を作る。
それが、当院の考える本当の改善です。
1回で大きく改善する方もいれば、どうしても回数が必要なケースもあります。
だからこそ、「最短1回完治」という表現を使用しています。
それは、「患者さんの痛みを最短で改善したい」という当院の覚悟の現れでもあるのです。